伊勢丹へと納品後、食事をしてからレイトショーでソフィア・コッポラ「
サムウェア」を観ました。
今回の作品は彼女の最高傑作では?
淡々と進む主人公の毎日のリアリティと、フィルムの質感とか色とか美しいトーンのようなもの・・・
この人は日本で生まれ育ったのではと思ってしまうほど、その感性に
「東京」(クールトーキョーではなく)を感じてしまいます・・何故だろうと思いながら観ていました。
ハリウッドの真ん中に生まれた人なんですが、ハリウッドでもヨーロッパでもないこの感じ。
繊細な、人の気持ちがちゃんと真ん中にあるよい映画でした。時間をおいてまた観たいですね。
舞台となったLAの
シャトーマーモントというホテルは、写真家のヘルムート・ニュートンが
ホテルから出る時に車で壁に激突して亡くなった場所だそうです。それを思わせる描写もありましたね。
(ソフィアさんは偶然にもその日、マーモントのエレベーターでニュートンと話したというエピソードも)
アシスタントは何度かLAに行ってますが、いつもタイミング悪く泊まれなかったとボヤいてました(笑)
伊勢丹では帰り際にまた
御笠山に。今月の小さいどら焼きは「わらび餅」!楽しみです。